
カーナビ・ディスプレイオーディオ・CarPlayモニターはどれを選ぶ?違いと選び方を整備士が解説

「カーナビが古くなったので付け替えたい。でも最近は、スマホの地図を車の画面に映すディスプレイオーディオや、ダッシュボードに置くだけのCarPlayモニターもあると聞いた」。店でも、この相談が増えています。3つとも見た目はよく似た画面ですが、地図をどこに持っているかと、取り付けに工事が要るかがまったく違います。
アルパインは、カーナビを「メーカー独自のカーナビ機能を中心にオーディオ機能、テレビ/ラジオチューナーなどを搭載したオールインワンのユニット」、ディスプレイオーディオを「基本はオーディオ機能のみですが、スマホと接続することで大画面上でアプリをタッチ操作できるユニット」と説明しています。CarPlayモニターは、ダッシュボードなどに置いて(貼って)、シガーソケットなどから電源をとるだけで使う、工事のいらない後付けのモニターです。
この記事では、京都府亀岡市の中古車販売店・浅田自動車商会の整備士が、カーナビ・ディスプレイオーディオ・CarPlayモニターの3つを「地図」「通信」「地図の更新」「テレビ・DVD」「費用」「取り付け」の6つの点で比べ、どんな人がどれを選べばいいかの結論を出します。地図を内蔵したポータブルナビにも触れます。機種選びの前に、どの種類にするかを決めるための記事です。それぞれの機種は、3本の10選で比べています。

カーナビを買い替えたいけど、ディスプレイオーディオやCarPlayモニターも気になって…。どれがいいんでしょう?

大丈夫だよ。まずは地図を本体に持つか、スマホに任せるか。次に取り付けの工事をするかで考えれば決めやすいよ。この記事で順番に説明するね。

走る道と、工事をするかどうかから考えればいいんですね!

この記事の監修者

浅田 武生浅田自動車商会 整備士
京都府亀岡市の中古車販売店・浅田自動車商会で整備歴30年の整備士。メカピックでは、紹介するカー用品の選定と記事の内容を、整備の現場の視点から確認しています。
この記事でわかること
- カーナビ・ディスプレイオーディオ・CarPlayモニターの違い(地図を本体に持つか、スマホのアプリを使うか/取り付けに工事が要るか)
- 地図・通信・地図の更新・テレビとDVD・費用・取り付けの比較表
- CarPlayモニターを選ぶ前に確かめること(音の出し方・置く場所・技適)と、地図を内蔵したポータブルナビ
- こんな人はどれ?の結論と、3本の10選で選ぶ商品
結論|スマホに道案内を任せるか、取り付けの工事をするかで決める

CarPlayモニターなら工事もいらないし、いちばん手軽なんですよね?

手軽だけど、役割が違うんだ。ディスプレイオーディオとCarPlayモニターはスマホがないと道案内ができないよ。電波が届きにくい道をよく走るならカーナビ。スマホに任せられるなら、取り付けの工事をするかで2つから選ぶといいね。

スマホに任せられるか、次に工事をするか、の順ですね!
先に結論です。分かれ目は2つです。
1つ目は、道案内をスマホに任せられるかどうかです。カーナビは地図を本体に内蔵していて、スマホをつながなくても道案内ができます。テレビ(地デジ)やDVDを見たい人、スマホの電波が届きにくい山道をよく走る人は、カーナビです。
2つ目は、取付スペースに付ける工事をするかどうかです。ディスプレイオーディオとCarPlayモニターは、どちらも地図を持たず、スマホの地図アプリを Apple CarPlay や Android Auto で画面に映して使います。ディスプレイオーディオは車の取付スペースに販売店で取り付けるもの、CarPlayモニターはダッシュボードに置いて電源をつなぐだけのものです。スマホの地図で十分で、車の取付スペースにすっきり収めたい人はディスプレイオーディオ、配線の工事をしたくない人はCarPlayモニターです。
- スマホの電波が届きにくい道をよく走る・テレビやDVDも見たいなら
カーナビカーナビ10選へ - 内蔵の地図とスマホの地図を、両方使いたいなら
CarPlay・Android Auto に対応したカーナビカーナビ10選へ - スマホの地図で十分・車の取付スペースにすっきり収めたいなら
ディスプレイオーディオディスプレイオーディオ10選へ - スマホの地図で十分・配線の工事をしたくないなら
ダッシュボードに置くだけのCarPlayモニターCarPlayモニター10選へ - いまの車に純正ナビ・純正ディスプレイオーディオが付いているならまず販売店に、付け替えられるかを相談
こんな人はどれ?のくわしい結論と、3本の10選で「整備士が選ぶ3台」として選んだ商品は、この記事の後半で紹介しています。
3つの違いを比較表でチェック
カーナビ・ディスプレイオーディオ・CarPlayモニターの違いを表にまとめます。数字は、この記事の整備士がそれぞれの10選で選んだ10台の、メーカー公式の情報です(2026年10月24日時点)。
| 比べる点 | カーナビ | ディスプレイオーディオ | CarPlayモニター |
|---|---|---|---|
| 地図 | 本体に内蔵 | スマホの地図アプリ(CarPlay・Android Auto) | スマホの地図アプリ(CarPlay・Android Auto) |
| スマホがなくても道案内 | できる | できない | できない |
| スマホのデータ通信 | 道案内には使わない(10選のうち8台はCarPlay・Android Autoにも対応) | 使う(Android Autoは有効なデータプランが必要) | 使う |
| 地図の更新 | 無料期間は1〜3年(10選)。そのあとは有料 | スマホのアプリ側で更新される | スマホのアプリ側で更新される |
| テレビ・DVD | 地デジは10台すべて。DVDは機種による | 10台とも地デジの記載なし。DVDは1台(DDX5020SR) | ワンセグの機種もある(10選では NPD-A121S・DPA1026DR) |
| 取り付け | 取付スペースに付ける。取付キット・配線が必要なことが多い | 取付スペースに付ける。取付キット・配線が必要 | 工事なしでダッシュボードなどに置く(貼る)。電源はシガーソケットなど |
| 音 | 本体がオーディオを兼ね、車のスピーカーから出る | 本体がオーディオを兼ね、車のスピーカーから出る | AUX・Bluetooth・本体のスピーカーなど商品で違う |
| 本体の価格(公式) | 110,000円〜318,000円(公式ストアの価格がある6台。ほかはオープン価格) | 26,980円〜126,000円(公式通販の価格がある9台) | 12,800円〜69,980円(10選で価格が書かれた8台) |
| 取り付け費 | 本体とは別にかかる(販売店で確認) | 本体とは別にかかる(販売店で確認) | 工事をしない |
※カーナビ・ディスプレイオーディオの価格は、それぞれの10選で確かめたメーカー・販売元の公式オンラインストアの価格(2026年10月24日時点)で、取付キット・配線と取り付け費は含みません。CarPlayモニターの価格は、CarPlayモニター10選に載せた価格(メーカーの公式サイト・公式ストアなど。セール価格を含む。エンプレイスの2台は公式に記載なし)です。楽天市場の実売価格は、各10選の商品のボタンからご確認ください。地図を内蔵して吸盤スタンドで置くポータブルナビは、後の節で紹介します。
6つの違いを整備士が解説
1. 地図|本体に持つか、スマホのアプリを使うか
カーナビは、地図を本体に内蔵しています。スマホを持っていなくても、車の画面だけで目的地を探して道案内ができます。
ディスプレイオーディオとCarPlayモニターは地図を持たず、iPhone なら CarPlay、Android スマホなら Android Auto でつないで、スマホの地図アプリを画面に映します。地図はスマホのアプリのものなので、本体に地図の更新はありません。
なお、カーナビにも CarPlay・Android Auto に対応した機種があります。「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのカーナビ10選」では、パナソニックの3台とケンウッド MDV-M912L がワイヤレスでつながり、ケンウッド MDV-M812F はUSBでつなぎます。アルパインの3台も対応しています(接続方法は公式に記載がありません)。内蔵の地図とスマホの地図を両方使いたいなら、CarPlay・Android Auto に対応したカーナビを選ぶ方法もあります。

2. 通信|スマホの電波が届きにくい道では差が出る
ディスプレイオーディオとCarPlayモニターで使う地図アプリは、スマホのデータ通信を使います。Google は、Android Auto を使うには Android 11.0 以降のスマホと有効なデータプランが必要としていて、ワイヤレスでつなぐならスマホも5GHzの Wi-Fi に対応している必要があります。地図や音楽のアプリを長く使うと、そのぶんスマホのデータ量も使います。スマホの契約もあわせて確かめておきましょう。
スマホの電波が届きにくい山道や、通信が不安定な場所をよく走る人は、地図を本体に持つカーナビのほうが安心です。
スマホの地図アプリにも備えはあります。たとえば Google マップには、前もって地図をスマホにダウンロードしておく「オフラインマップ」があり、Google は、ルート全体がダウンロード済みのエリアに入っていれば、通信が使えない状態でも目的地までの案内を受けられるとしています。ただし、オフラインのあいだは交通情報や別のルートは表示されず、ダウンロードした地図には有効期限があるので、更新が必要です。
3. 地図の更新|カーナビは無料期間のあとが有料
カーナビの地図は、道路が新しくできると更新が必要です。「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのカーナビ10選」の10台では、無料で更新できる期間は、パナソニックの3台が使用開始日から最大3年間(全地図更新は期間中に1回)、アルパインの3台がご購入から3年間、ケンウッドの3台が1年間(MDV-L613W は最大2回)です。イクリプス AVN-RS01 の地図更新は、公式に記載がありません。
無料期間が終わったあとは、有料の更新になります。アルパインは「有償の年度更新はアプリでは行えません。ディスクをご購入いただき更新をお願いします。」としていて、イクリプスは LS・HS シリーズ向けに更新版地図の microSD カード(24,200円)を販売しています。
ディスプレイオーディオとCarPlayモニターは、地図をスマホのアプリに任せるので、本体の地図を更新する手間と費用がありません。同じ車に長く乗り、地図の更新にお金をかけたくない人には、ここが大きな違いになります。
4. テレビ・DVD|見たいならカーナビ
カーナビ10選の10台は、すべて地デジに対応しています。DVDやBlu-rayが見られるかは機種で違い、イクリプス AVN-RS01 はDVDが仕様に書かれていません。
ディスプレイオーディオ10選の10台は、どれも公式の仕様に地デジの記載がありません。DVD・CDを再生できるのは、ケンウッド DDX5020SR の1台です。スマホやゲーム機の映像は、HDMI入力のある機種なら映せます(ディスプレイオーディオ10選では DMX7509XS・DMX7525S・DAF11Z・DA7Z・PF9DA-JI-64)。
CarPlayモニター10選では、エンプレイス NPD-A121S とドリームメーカー DPA1026DR がワンセグを見られます。
どれでも、テレビや動画の映像は、車を止めているときに見るものです。パナソニックとイクリプスのカーナビは、安全のため走行中は映像を表示せず音声だけになるとしています(走行中の決まりは後の節で解説します)。
5. 費用|本体はCarPlayモニターが手頃。カーナビ・ディスプレイオーディオは取り付け費が別
メーカー・販売元の公式の価格で比べると、カーナビ10選は110,000円〜318,000円(公式オンラインストアの価格が書かれた6台。パナソニック・イクリプスはオープン価格)、ディスプレイオーディオ10選は26,980円〜126,000円(公式通販の価格が書かれた9台。PORMIDO PRA102 は日本円の価格が公式に記載なし)、CarPlayモニター10選は12,800円〜69,980円(価格が書かれた8台。セール価格を含む)です(2026年10月24日時点)。地図を内蔵しないぶん、ディスプレイオーディオとCarPlayモニターのほうが手頃なものから選べます。
カーナビとディスプレイオーディオは、本体の価格のほかに取付キット・配線の代金と、取り付け費がかかります。パナソニックはカーナビの価格を「オープン価格<取付費別>」としていて、どのメーカーも取り付け費の金額は公式に書いていません。費用は、取り付けを頼む販売店で見積もってもらいましょう。JVCケンウッドストアは、ストアで買った人向けに出張取付サービスの割引クーポンを用意しています。
CarPlayモニターは取付スペースに付ける工事をしないので、取り付け費はかかりません。
6. 取り付け|カーナビ・ディスプレイオーディオは、自分の車に付けられるかが先
カーナビもディスプレイオーディオも、車のダッシュボードの取付スペースに付けます。本体だけでは付けられないことが多く、車に合う取付キットと、車の配線につなぐ電源コード・変換ハーネスが必要です。どれが要るかは車種で違うので、各メーカーの車種別の適合表(パナソニックの「Fシリーズ装着対応車種一覧表」、ケンウッドの「車種別適合情報」、アルパインの「車種別の製品適合情報」など)で確かめます。
取り付けは、車の電源やパーキングブレーキの配線にもつなぐ作業です。パナソニックの取扱説明書は「取り付け (取り外し)や配線は、専門技術者に依頼する」とし、販売店に頼むよう書いています。カー用品店・販売店・整備工場に頼むのが基本です。
CarPlayモニターは、取付スペースには付けず、ダッシュボードなどに置いて(貼って)、シガーソケットなどから電源をとるだけです。工事はいりませんが、音の出し方と置く場所を次の節で確かめてください。
純正ナビ付きの車は、先に相談してね
アルパインストアは、純正メーカー・ディーラーオプションのナビや、純正のディスプレイオーディオが付いている車には、配線やパネルの仕様が違うため取り付けできないと注意しているよ。カーナビでもディスプレイオーディオでも、まず「付け替えられるか」を確かめてね。
ハンドルのスイッチや、いま付いているバックカメラを使いたいときも、つなぐための別売のキットが要ったり、つなげなかったりするよ(アルパイン EX11NX2-NVE-80 はトヨタ純正カメラとの接続に対応していないよ)。買う前に販売店に車を見てもらうのが確実だね。

CarPlayモニターを選ぶ前に|音の出し方・置く場所・技適を確かめる
CarPlayモニターは、いまの車のオーディオを残したまま、スマホの地図を大きな画面で使えるのが良いところです。商品名に「ポータブル」と付くものもあります。工事がいらない代わりに、次の3つを先に確かめます。

音の出し方:音を車のスピーカーで聞く方法は、商品で違います。「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのCarPlayモニター10選」の3台では、エンプレイス NPD-A121S は AUX 出力と本体のスピーカー、オットキャスト ScreenFlow はスマホと車のスピーカーに同時につなぐ Bluetooth、ATOTO P6 は AUX の音声を電源と1本にまとめたケーブルです。いまの車のオーディオで、その方法の音を受けられるかを先に確かめてください。
置く場所:メーカーの注意を守ります。エンプレイスの取扱説明書は「運転操作や視界の妨げになる場所には絶対に取り付けないでください。」「エアバッグの動作を妨げる場所には絶対に取り付けないでください。」とし、フロントガラスには貼らず、必ず樹脂製のダッシュボードに貼るよう書いています。使える温度も商品で違い、NPD-A121S は-10~60℃、ドリームメーカー DPA1026DR は5〜35℃です。
技適:CarPlayモニターはスマホと Wi-Fi・Bluetooth でつながる無線の機器です。総務省は、一部の無線機を除いて技適マークが付いていない無線機を使うと電波法違反になる恐れがあるとし、買う無線機に技適マークが付いているかを確かめるよう案内しています。CarPlayモニター10選の10台は、総務省の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」で、型番と技適の番号が一致することを確かめています。
地図を内蔵したいなら|ポータブルナビ
ポータブルナビは、地図を本体に内蔵した持ち運べるナビです。スマホがなくても道案内ができる点はカーナビと同じで、取り付けは工事のいらない吸盤スタンドが基本です。たとえばパナソニックのゴリラ CN-G1500VD は、7V型の画面に16GBのメモリーを積み、車載用吸盤スタンドとシガーライターコードで使い、ワンセグのテレビも見られます。内蔵バッテリー(交換はできない)だけでも、約40分〜1時間10分(満充電・ワンセグを受信したときなどの目安)使えます。
ただし、パナソニックの公式ラインアップでは、ゴリラの CN-G1500VD・CN-G750D はどちらも「生産完了品」になっていて(2026年10月24日時点)、CN-G1500VD の無料の全地図更新は2026年7月末まで(2023年6月メーカー出荷分)です。ポータブルナビを選ぶときは、いま売られている機種か、地図の無料更新がいつまでかを確かめましょう。
こんな人はどれ?場面ごとの結論と、選ぶ商品
ここからは、こんな人にはどれがいいかと、カーナビ10選・ディスプレイオーディオ10選・CarPlayモニター10選でメカピックスコアをもとに選んだ「整備士が選ぶ3台」を紹介します。カーナビとディスプレイオーディオは、自分の車に付けられるかを適合表と販売店で確かめてから選んでください。
電波が届きにくい道をよく走る・テレビやDVDも見たいなら|カーナビ
山道や通信が不安定な場所をよく走る人、車の中でテレビやDVDを見たい人は、地図を内蔵したカーナビです。CarPlay・Android Auto に対応した機種を選べば、ふだんはスマホの地図や音楽のアプリも使えます。
選ぶときは、まずメーカーの適合表で自分の車に付けられる形(180mm・200mm・フローティング・車種専用)を確かめ、そのうえで画面の大きさと地図の無料更新の期間で絞り込みます。
整備士が選ぶ3台|地図を内蔵するなら、このカーナビ
迷ったらこれ|570車種に付けられる9V型、地図の無料更新は最大3年
フローティングの9V型HDで、パナソニックは「570車種に取り付け可能」としています。画面は前後左右に角度を調整でき、Apple CarPlay・Android Autoにワイヤレスでつながります。地図は使用開始日から最大3年間無料で更新できます(全地図更新は1回)。価格はオープン価格で、取り付け費は別です。
7V型・200mmの取り付け口に、手頃に付けるなら
7V型でもHD(1280×720)の画面で、ワイヤレスの Apple CarPlay・Android Auto、ネット動画、地デジ・Blu-ray/DVDに対応します。地図は使用開始日から最大3年間無料で更新できます。カーショップ限定モデルで、180mmの CN-CA01D もあります。
11型の大画面を浮かせて付けたいなら
11型WXGAのフローティングで、取付けキット(別売)と組み合わせて付けます。Apple CarPlay・Android Auto、HDMIの入力・出力、地デジ・CD/DVDに対応し、地図はご購入から3年間無料で更新できます。
3台は、「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのカーナビ10選」で、メーカーの公式の仕様をもとにしたメカピックスコア(5つの基準)で選んだものです。手頃な7型や、80系のノア・ヴォクシー専用の11型も含めた10台の点数と価格は、記事のスコア表で比べられます。
スマホの地図で十分・車の取付スペースにすっきり収めたいなら|ディスプレイオーディオ
ふだんからスマホの地図アプリで道を調べていて、テレビは見ないので本体の費用を抑えたい人、車の取付スペースにすっきり収めたい人は、ディスプレイオーディオです。オーディオを兼ねるので、音はそのまま車のスピーカーから出ます。地図の更新はスマホのアプリ側で行われるので、本体の地図更新の手間もありません。
選ぶときは、CarPlay・Android Auto をワイヤレスで使えるかを見ます。両方ワイヤレスの機種もあれば、Android Auto はUSB接続の機種もあります。あわせて、自分の車の取付スペース(2DIN・1DIN)と車種別の適合を確かめます。
整備士が選ぶ3台|スマホの地図を使うなら、このディスプレイオーディオ
迷ったらこれ|CarPlay も Android Auto もワイヤレスで、9型の大画面
1DINの取付スペースに付けるフローティング型で、9V型・HD(1280×720)の画面を上下左右に向けられます。CarPlay・Android Auto の両方にワイヤレスでつながり、HDMI入力にも対応します。JVCケンウッドストアの価格は95,000円です。
iPhone で使い、大画面と音質にこだわるなら
11型・1280×720の画面で、ハイレゾに対応し、HDMIは入力と出力が1つずつあります。iPhone はワイヤレスCarPlayでつながりますが、Android Auto は USB 接続です。取付キットと電源ケーブル(KCE-GPH16)は別売です。
費用を抑えて、CarPlay・Android Auto をワイヤレスで使うなら
6.8V型(1024×600)で、CarPlay・Android Auto の両方にワイヤレスでつながります。取付サイズは2DINで、左右のブラケットを外せば1DINサイズでも取り付けられます。JVCケンウッドストアの価格は52,000円です。HDMI入力の記載はありません。
3台は、「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのディスプレイオーディオ10選」で、メーカーの公式の仕様をもとにしたメカピックスコア(スマホ連携・画面・映像と音・取り付け・カメラの5つの基準)で選んだものです。ジムニー専用の9型や、DVD・CDを再生できる機種も含めた10台は、記事のスコア表で比べられます。
スマホの地図で十分・配線の工事をしたくないなら|CarPlayモニター
取付スペースに付ける工事をしたくない人は、ダッシュボードに置くだけのCarPlayモニターです。いまの車のオーディオを残したまま使え、本体も手頃なものから選べます。地図はスマホのアプリなので、通信と地図の更新はディスプレイオーディオと同じ考え方です。
選ぶときは、技適の番号が確かめられるかと、置く場所・使える温度・音の出し方を見ます。地図を内蔵したものがよければ、ポータブルナビを選びます。
整備士が選ぶ3台|工事なしで使うなら、このCarPlayモニター
迷ったらこれ|取り付けの注意まで公式に書かれた10.26インチ
10.26インチ(1600×600)の画面で、CarPlay・Android Auto に Wi-Fi でワイヤレスにつながり、ワンセグも見られます。取扱説明書に、前方の視界の基準、エアバッグをさまたげないこと、フロントガラスに貼らずダッシュボードに貼ることまで書かれています。12V・24V車に対応し、動作温度は-10~60℃です。技適の番号は 201-230766 です。
大画面で、前方と車内の録画もまとめたいなら
10.25インチ・1920×720の QLED 画面で、ワイヤレスの CarPlay・Android Auto に対応します。前方と車内を切り替えて撮れるカメラとGセンサーを内蔵し、駐車中の接触なども録画を保存します。ATOTO 公式サイトの価格は33,980円です。電源電圧と重さは公式に記載がありません。
手頃な価格で、11.4インチを使いたいなら
11.4インチ・1920×720の画面で、CarPlay・Android Auto の両方にワイヤレスでつながります。オットキャスト公式サイトのセール価格は21,999円(通常39,800円)です。電源の公式の記載は「12V電源」で、重さ・使用温度は公式に記載がありません。
3台は、「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのCarPlayモニター10選」で、メーカーの公式の情報をもとにしたメカピックスコア(スマホとのつながり方・画面・置き方と取り付けの情報・電源と使用温度の情報・足せる機能の5つの基準)で選んだものです。ドラレコ機能付きや、エアコンの吹き出し口に付ける小型も含めた10台は、記事のスコア表で比べられます。
いまの車に純正ナビ・純正ディスプレイオーディオが付いているなら|まず販売店に相談
車のメーカーやディーラーで付けたナビ・ディスプレイオーディオが付いている車は、市販の機種に付け替えられないことがあります(アルパインストアの注意書き)。カーナビにするかディスプレイオーディオにするかを決める前に、付け替えられるか、ハンドルのスイッチやバックカメラをそのまま使えるかを、販売店で確かめてもらいましょう。純正の画面を残したまま、スマホの地図を別の画面で使いたいなら、置くだけのCarPlayモニターという方法もあります。
どれを付けても、走行中は画面を注視しない

置くだけのモニターなら、走りながら見ても大丈夫…ですよね?

ダメだよ。道路交通法は、車に持ち込んだ画面も注視しないよう決めているんだ。操作は止まってからか、音声でね。
道路交通法 第71条第5号の5は、運転する人に、車が止まっているときを除き、車に取り付けたり持ち込んだりした画像表示用装置に表示された画像を注視しないことを求めています。カーナビ・ディスプレイオーディオだけでなく、ダッシュボードに置いたCarPlayモニターやポータブルナビも同じです。
パナソニックの取扱説明書は「運転者は走行中に操作したり、画像や表示を注視しない」とし、安全な場所に停車し、パーキングブレーキをかけた状態で使うよう書いています。アルパインも、車を止めてパーキングブレーキをかけているとき以外はドライバーがビデオを見られないよう、本機を正しく設置するよう求めています。Google は、Android Auto の設定はシフトレバーをパーキング(P)に入れた状態で行い、設定が終わるまで運転を始めないよう案内しています。
目的地の設定は車を止めてから行い、走行中の操作は Siri や Google アシスタントなどの音声操作を使いましょう。
カーナビ・ディスプレイオーディオ・CarPlayモニターに関するよくある質問
- カーナビ・ディスプレイオーディオ・CarPlayモニターの違いは何ですか?
-
いちばんの違いは地図と取り付けです。カーナビは地図を本体に内蔵していて、スマホがなくても道案内ができます。ディスプレイオーディオとCarPlayモニターは地図を持たず、スマホの地図アプリを Apple CarPlay や Android Auto で画面に映して使います。カーナビとディスプレイオーディオは車の取付スペースに販売店で取り付け、CarPlayモニターはダッシュボードなどに置いて電源をつなぐだけで使います。
- ディスプレイオーディオとCarPlayモニターは、どう違いますか?
-
どちらもスマホの地図アプリを映す点は同じで、違いは取り付けと音です。ディスプレイオーディオは車の取付スペースに付けるオーディオで、取付キット・配線と取り付け費がかかりますが、音はそのまま車のスピーカーから出ます。CarPlayモニターは工事をせずに置いて使い、音は AUX・Bluetooth・本体のスピーカーなど商品ごとの方法で出します。いまの車のオーディオで受けられるかを確かめてから選びましょう。
- ディスプレイオーディオやCarPlayモニターは、スマホがないと使えませんか?
-
どちらも地図を持たないので、道案内をするには CarPlay か Android Auto に対応したスマホが必要です。ディスプレイオーディオはラジオなどのオーディオとしては使えます。Google は、Android Auto を使うには Android 11.0 以降のスマホと有効なデータプランが必要としています。
- カーナビでも、スマホの地図アプリは使えますか?
-
CarPlay・Android Auto に対応したカーナビなら使えます。カーナビ10選では、パナソニックの3台とケンウッド MDV-M912L がワイヤレス、ケンウッド MDV-M812F がUSBでつながり、アルパインの3台も対応しています。イクリプス AVN-RS01 とケンウッド MDV-L613W は、公式に記載がありません。
- 電波の届かない山道でも、道案内はできますか?
-
カーナビは地図を本体に内蔵しているので、スマホの通信がなくても道案内ができます。ディスプレイオーディオやCarPlayモニターで使うスマホの地図アプリは、データ通信を使います。Google マップには、前もって地図をダウンロードしておく「オフラインマップ」があり、ルート全体がダウンロード済みのエリアに入っていれば、通信が使えなくても案内を受けられるとしています(交通情報や別のルートは表示されません)。
- 費用はどれくらいかかりますか?
-
メーカー・販売元の公式の価格で、カーナビ10選は110,000円〜318,000円(価格が書かれた6台)、ディスプレイオーディオ10選は26,980円〜126,000円(価格が書かれた9台)、CarPlayモニター10選は12,800円〜69,980円(価格が書かれた8台。セール価格を含む)です(2026年10月24日時点)。カーナビとディスプレイオーディオは、本体のほかに取付キット・配線の代金と取り付け費がかかります。取り付け費の金額はどのメーカーも公式に書いていないので、販売店で見積もってもらいましょう。
- 純正ナビが付いた車でも、付け替えられますか?
-
付けられない場合があります。アルパインストアは、純正メーカー・ディーラーオプションのナビや純正のディスプレイオーディオが付いた車は、配線・パネルの仕様が違うため取り付けできないとしています。カーナビ・ディスプレイオーディオのどちらにする場合も、先に販売店で確かめてもらいましょう。
まとめ|スマホに任せるか、工事をするかで選ぶ

スマホに道案内を任せるか、取り付けの工事をするか。走る道と、車への付け方で選びます!
カーナビ・ディスプレイオーディオ・CarPlayモニターの分かれ目は、道案内をスマホに任せられるかと、取り付けの工事をするかです。電波が届きにくい道をよく走る人、テレビやDVDも見たい人はカーナビ。スマホの地図で十分なら、車の取付スペースにすっきり収めたい人はディスプレイオーディオ、工事をしたくない人はCarPlayモニターです。内蔵の地図とスマホの地図を両方使いたいなら、CarPlay・Android Auto に対応したカーナビもあります。
カーナビとディスプレイオーディオは、自分の車に付けられるかを適合表と販売店で確かめ、取り付けは販売店・整備工場に頼みましょう。CarPlayモニターは、音の出し方・置く場所・技適を確かめます。走行中は画面を注視せず、操作は止まってから。
- 電波が届きにくい道をよく走る・テレビやDVDも見たい → カーナビ
- 内蔵の地図とスマホの地図を両方使いたい → CarPlay・Android Auto に対応したカーナビ
- スマホの地図で十分・車の取付スペースにすっきり収めたい → ディスプレイオーディオ
- スマホの地図で十分・配線の工事をしたくない → CarPlayモニター(技適と、置く場所・音の出し方を確かめる)
- 純正ナビ・純正ディスプレイオーディオが付いている → まず販売店に相談
機種は、「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのカーナビ10選」・「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのディスプレイオーディオ10選」・「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのCarPlayモニター10選」で、性格の違う10台ずつを比べています。前後の映像も残したいときは「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのドライブレコーダー10選」も参考にしてください。
※本記事の内容は2026年10月24日時点の各メーカー・販売元の公式情報、Google の公式ヘルプ、道路交通法(e-Gov 法令検索)、総務省の公式情報にもとづいています。価格は各10選に載せた価格で、カーナビ・ディスプレイオーディオの価格には取付キット・配線と取り付け費は含みません。自分の車に付けられるかは、メーカーの適合表と販売店でご確認ください。
