
自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのタイヤ空気圧ゲージ10選

タイヤの空気は、パンクしていなくても少しずつ自然に抜けていきます。JAFやタイヤメーカー各社は、少なくとも月に1回は空気圧を点検するよう勧めていますが、見た目だけでは減り具合を正確に判断できません。そこで手元に1本あると便利なのが、タイヤの空気圧を数字で確かめる「空気圧ゲージ(エアゲージ・タイヤゲージ)」です。
ただ、ペンシル型・ダイヤル型・デジタル型・空気を入れながら測れるエアチャック型と種類が多く、精度の表記もメーカーによってばらばらで、どれを選べばいいか迷いやすい道具でもあります。
この記事では、京都府亀岡市の中古車販売店・浅田自動車商会の整備士が、タイヤ空気圧ゲージのタイプの違いと選び方、性格の違うおすすめのタイヤ空気圧ゲージ10選をご紹介します。指定空気圧の確かめ方から、冷えたタイヤでの正しい測り方までまとめて解説します。

この記事の監修者

浅田 武生浅田自動車商会 整備士
京都府亀岡市の中古車販売店・浅田自動車商会で整備歴30年の整備士。メカピックでは、紹介するカー用品の選定と記事の内容を、整備の現場の視点から確認しています。
この記事でわかること
- タイヤ空気圧ゲージの4つのタイプと、ガソリンスタンドの空気入れとの違い
- 測定範囲・精度の表記・減圧ボタンから見る空気圧ゲージの選び方
- 性格の違うおすすめのタイヤ空気圧ゲージ10選と比較表
- 指定空気圧の確かめ方と、冷えたタイヤでの正しい測り方
タイヤ空気圧ゲージとは?種類と基礎知識
空気圧は「見た目」ではわからない。だから数字で測る
JAFは、タイヤに問題がなくても空気は自然に抜けていくので少なくとも1か月に1回は点検し、目視では正確に判断できないので必ずゲージで測るよう案内しています。日本自動車タイヤ協会(JATMA)も、空気圧は1か月で5%程度(試験条件などで差あり)自然に低下するとし、横浜ゴムは1か月で10〜20kPaも下がるとしています。
特に偏平タイヤ(側面の薄いタイヤ)は、空気が減っても見た目でわかりにくいと、ブリヂストンやダンロップも注意しています。JATMAが2016〜2022年に高速道路で行った点検では、乗用車の4台に1台が空気圧不足でした。
ガソリンスタンドの空気入れだけでは「今の空気圧」がわからないことも
セルフのガソリンスタンドにも空気の充塡機がありますが、JAFは、空気圧を設定してホースをつなぐだけの据え置き型(デジタル式・ダイヤル式)では、空気を入れる前の今の空気圧は測れないと説明しています。月1回の点検で「どれだけ減っていたか」を知りたいなら、自分のゲージがあると確実です。電動空気入れの本体の表示も、多くのメーカーが「目安」としています(詳しくは「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめの電動空気入れ10選」で解説しています)。
タイヤ空気圧ゲージは大きく4つのタイプ

ペンシル型は、ペンのような細い棒の形で、バルブに押し当てると目盛りの棒が押し出されて空気圧を示します。軽くて手頃ですが、この記事のBAL 233は精度が±15%と、ほかのタイプより控えめです。
ダイヤル型は、丸い文字盤の針で読む定番のタイプです。口金が本体に直接付いた小型のものと、ホースが付いたものがあり、測った値を針が止めて保持する機能や、空気を抜く減圧ボタンが付いたものもあります。
デジタル型は、測った空気圧を画面に数字で表示します。この記事のBAL 1228はバックライト付きで、暗い場所でも読みやすいタイプです。電池が必要です。
エアチャック型は、エアーコンプレッサーにつないで、空気を入れながら空気圧を測れるタイプです。家にコンプレッサーがある人や、自分で空気を入れたい人に向いています。
整備士が教えるタイヤ空気圧ゲージの選び方 5つのポイント
1. 測定範囲に、自分の車の指定空気圧が入るか
まず、運転席のドアを開けた所などに貼られたラベルで、自分の車の指定空気圧を確認します。ブリヂストンの説明では「230kPa」のように書かれていて、前輪と後輪で値が違う車もあります。
気をつけたいのが応急用タイヤ(テンパータイヤ)です。JAFは、応急用タイヤの指定空気圧は普通のタイヤの約2倍になっていると説明しています。応急用タイヤも測りたいなら、測定範囲の上限に余裕のあるものを選びましょう。この記事のBAL 233は上限350kPaで、BALは350kPa以上の圧力は測らないよう注意しています。
2. 精度の表記を確かめる(±kPa・±%・%FS)
精度の書き方はメーカーによって違います。「±10kPa」のように圧力で書くもの、「±3%」「±15%」のように割合で書くもの、BAL 1228の「1.0%FS」のように測定範囲の上限(FS=フルスケール)に対する割合で書くものがあります。たとえば1.0%FSで上限700kPaなら、700kPaの1.0%で7kPaです。
この記事の10本で精度が公式に書かれているのは8本です。メルテックの2本は精度が公式に書かれていません。月1回の点検で「指定値から大きく減っていないか」を見るには、±10kPa程度まで書かれているものが目安になります。
3. 文字盤と画面の見やすさ
ダイヤル型は文字盤の大きさで読みやすさが変わります。文字盤の大きさ(ゲージ径)が公式に書かれているものでは、エーモン 8822がΦ35mm、エーモン 8821がΦ51mm、アストロプロダクツ TG102がΦ63mmです。
夜や暗い車庫で測ることが多いなら、バックライト付きのデジタル型(BAL 1228)や、針と目盛りに蓄光塗料を使ったアストロプロダクツ TG102のように、暗い所で読みやすい工夫のあるものが便利です。
4. 減圧ボタン・測定値の保持・ホースの有無
空気を入れすぎたときに、その場で抜いて合わせられるのが減圧(空気抜き)ボタンです。エーモンの2本、旭産業 AD-206、BAL 1228、アストロプロダクツ TG102、メルテック F-109、旭産業 AGE-600-F48には、空気を抜く機能が公式に書かれています。
バルブから外しても針が戻らない測定値の保持機能があると、タイヤの陰で見えにくい位置でも、外してから落ち着いて読めます。ホース付きは、ホイールの奥にあるバルブにも押し当てやすくなります。
5. 測るだけか、空気を入れながら測るか
空気を足すのはガソリンスタンドや電動空気入れで、と決めているなら、測るだけのゲージで十分です。家にエアーコンプレッサーがあるなら、空気を入れながら測れるエアチャック型を選ぶと、測る→入れる→抜くが1本でできます。
ただし、エアチャック型はコンプレッサーにつなぐ口の形が合う必要があり、アストロプロダクツ TG102は「コンプレッサーの圧力は0.8MPa以下で使用」「米式バルブ以外は使用できません」としています。買う前に、手持ちのコンプレッサーと合うか確かめてください。
この記事の10選の選定基準
- メーカー公式で確認できる
測定範囲・精度・機能が、メーカーの公式サイト・公式オンラインストア・公式の取扱説明書やカタログで確認できること(書かれていない項目は「公式に記載なし」と明記) - 自動車のタイヤの空気圧を測れる
乗用車のタイヤに使えることが公式に示されていること。電動空気入れ(ポンプ)本体と、車に取り付ける空気圧センサー(TPMS)は対象外 - 性格の違う10本にする
「軽いペンシル型」「小型のダイヤル型」「減圧・保持機能付き」「ホース付き」「デジタル型」「暗い所で読みやすい」「空気を入れながら測れるエアチャック型」と、使う人に合わせて性格の違う10本にすること。同じメーカーは2本までにする
おすすめのタイヤ空気圧ゲージ10選
10商品を比較表でチェック
| 商品名 | 233 | ミニタイヤゲージ | 8822 | 8821 | F-108 | AD-206 | 1228 | TG102 | F-109 | AGE-600-F48 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイプ | ペンシル型 | ダイヤル型(小型) | ダイヤル型(小型) | ダイヤル型(ホース付き) | ダイヤル型(ホース付き・両口チャック) | ダイヤル型(減圧ボタン付き) | デジタル型 | エアチャック型(蓄光) | エアチャック型 | エアチャック型(手放しチャック) |
| 測定範囲 | 100〜350kPa | 0〜400kPa | 最大500kPa | 最大500kPa | 最大700kPa | 60〜600kPa | 10〜700kPa | 0〜500kPa | 最大1200kPa | 60〜600kPa |
| 精度(公式) | ±15% | ±3% | ±10kPa以内 | ±10kPa以内 | 公式に記載なし | ±10kPa | 1.0%FS | ±13.7kPa | 公式に記載なし | ±10kPa |
| 空気を抜く機能 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | あり | あり | 公式に記載なし | あり(取っ手のボタン) | あり | あり(プッシュリリース) | あり(減圧ボタン) | あり(排気) |
| 測定値の保持 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | あり | あり | あり | 公式に記載なし | あり(取扱説明書) | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
| 空気を入れる機能 | なし(測定のみ) | なし(測定のみ) | なし(測定のみ) | なし(測定のみ) | 公式に記載なし | なし(測定と減圧) | なし(測定と減圧) | あり(コンプレッサーが必要) | あり(コンプレッサーが必要) | あり(コンプレッサーが必要) |
| 重さ | 28g | 67g | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 約230g | 450g | 127g(電池含まず) | 380g | 約300g | 660g |
| 実売価格(税込)楽天市場 | 535円~1,416円(税込)10月23日時点 | 649円~825円(税込)10月22日時点 | 1,210円~2,479円(税込)10月22日時点 | 2,259円~4,481円(税込)10月22日時点 | 1,840円~3,819円(税込)10月22日時点 | 15,232円~30,230円(税込)10月22日時点 | 1,448円~2,662円(税込)10月22日時点 | 3,839円~6,600円(税込)10月22日時点 | 1,700円~3,568円(税込)10月22日時点 | 21,670円~25,300円(税込)10月23日時点 |
| 向いている人 | 軽くて手頃な1本を車に積みたい人 | 手頃なダイヤル型がほしい人 | 小さくて正確なものがほしい人 | ホースで押し当てやすいものがほしい人 | 大きめの車も測りたい人 | 大きな文字盤で読みたい人 | 数字で読みたい・暗い所でも測りたい人 | 夜も空気を入れながら測りたい人 | トラックなど高い空気圧も扱う人 | 専門メーカーの本格派がほしい人 |
| 購入する | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 | Amazon楽天市場 |
※実売価格は、楽天市場で販売中の商品の税込価格を毎日自動で集めて、最安~最高を表示しています(表示の日付時点。送料・ポイントは含みません)。サイズ・セット内容で価格が変わる商品は、幅が広くなります。楽天市場で価格を確認できない商品は、メーカー公式の価格を記載しています。Amazonの価格は各商品のボタンからご確認ください。エーモン・メルテック・旭産業の6商品は、公式サイトに価格の記載がありません。BAL 233は、大橋産業の公式オンラインストアに掲載がなく、公式の価格を確認できません(いずれも2026年10月時点)。精度・測定範囲は各メーカーの公式の表記で、「最大」はメーカーが最大測定値・最大圧力として示している値です。
BAL 233 ペンシル型 タイヤゲージ
カー用品メーカー・大橋産業(BAL)の、ペン型のタイヤゲージ(品番233、2023年10月10日発売)です。重さ28gと10本の中でいちばん軽く、乗用車・オートバイ用として携帯に便利なペンシルタイプとしています。
測定範囲は100〜350kPaで、精度は±15%と公式に書かれています。たとえば230kPaのタイヤなら、±15%は約±35kPaにあたります。細かく合わせるより、「大きく減っていないか」を手軽に確かめる1本です。
アストロプロダクツ ミニタイヤゲージ
工具専門店アストロプロダクツの、手のひらに収まる小型のダイヤル型ゲージです。全長67mm・重さ67g、文字盤は約φ42mmで、価格が公式にある商品の中でいちばん手頃な649円(税込)です。
小さくても精度は±3%、最小目盛は10kPaと公式に書かれています。口金はまっすぐのストレートチャックで、米式バルブ用です。
エーモン 8822 エアゲージ ライトグレード
カー用品メーカー・エーモンの、日常点検向けのコンパクトなエアゲージです。測定時にエアが漏れにくい「エア漏れ防止機構」(特許 第6081644号)を採用し、正確に測れるとしています。
最大測定値は500kPaで、誤差は±10kPa以内。測定値の保持機能と、空気を抜くエア調整(減圧)機能が付き、口金は360度回ります。携帯しやすい専用の収納袋付きです。
エーモン 8821 エアゲージ スタンダードグレード
エーモンのエアゲージの、ホース付きのスタンダードグレードです。ライトグレードと同じエア漏れ防止機構・測定値保持・エア調整(減圧)機能に加え、ホースの位置と長さを見直して作業性を高めたとしています。
ホースは約430mm、文字盤はΦ51とライトグレードより大きく、シンプルで読みやすい盤面です。保管時の衝撃から守るソフトケースが付きます。
メルテック F-108 タイヤゲージ 両口チャックタイプ
カー用品メーカー・大自工業(メルテック)の、ホース付きのダイヤル型ゲージです。ホースの先に口金が2つある両口チャックが付き、最大計測値は700kPaと、ダイヤル型の中では上限が高めです。
公式は「計測・調節が簡単!」「計測値保持機能付」と説明しています。精度と、調節(空気を抜く)の仕組みの詳しい説明は、公式サイトに書かれていません。
旭産業 AD-206 ぬきボタル(減圧機能付きタイヤゲージ)
タイヤゲージの専門メーカー・旭産業の、減圧機能付きのダイヤル型ゲージです。取っ手に付いたボタンで空気を抜いて減圧でき、大型で見やすい目盛のダイヤル型としています。
測定範囲は60〜600kPa、精度は±10kPa、最小目盛は10kPaです。口金は乗用車向けの小口径の手持ちタイプ(C-452チャック)です。
BAL 1228 デジタルタイヤゲージ
BALの、液晶画面に数字で表示するデジタル型のゲージです。バックライト付きの液晶で、暗い場所でも測定値が見やすいとしています。電池の残量表示、オートパワーオフ機能付きです。
測定範囲は10〜700kPa、精度は1.0%FS(上限700kPaの1.0%)。ヘッドが360度回るので、バルブの位置を気にせず使えるとしています。減圧/リセットボタンで空気を抜いて合わせられます。
アストロプロダクツ エアタイヤゲージ蓄光タイプ TG102
アストロプロダクツの、エアーコンプレッサーにつないで空気を入れながら測れるエアチャック型のゲージです。ゲージの針と目盛りに蓄光塗料を使い、暗い所でも読み取りやすくしています。
測定範囲を500kPaまでに絞って見やすくし、精度は±13.7kPa。プッシュリリースで、入れすぎた空気をワンタッチで抜けます。チャックはクリップチャックです。
メルテック F-109 エアチャックガン
メルテックの、ピストルのように握って使うエアチャック型のゲージです。加圧レバーで空気を入れ、減圧ボタンで抜く方式で、ロック付きのクリップチャックでバルブに固定できます。
最大圧力は1200kPaと、10本の中でいちばん高い圧力まで扱えます。精度は公式サイトに書かれていません。
旭産業 AGE-600-F48 ゲージボタルEX
旭産業の「ゲージボタルEX」の、乗用車向け600kPaタイプです。測定・排気・充てんが1台ででき、公式は「信頼の日本製」としています。
チャックは、バルブに押し込むとそのまま保持され、手を放しても外れない手放し型のソケットチャック(C-F48)。先端径Φ16.5mmと同社の従来品で最も細いとしています。精度は±10kPaです。
迷ったらどれを選ぶ?

- 軽くて手頃な1本を車に積みたいなら
「BAL 233 ペンシル型」 - 手頃なダイヤル型がほしいなら
649円の「アストロプロダクツ ミニタイヤゲージ」 - 小さくて誤差の書かれたものがほしいなら
「エーモン 8822 ライトグレード」 - ホースで押し当てやすいものがほしいなら
「エーモン 8821 スタンダードグレード」 - 応急用タイヤも1本で測りたいなら
最大700kPaの「メルテック F-108」 - 大きな文字盤で読み、ボタンで空気を抜きたいなら
「旭産業 AD-206 ぬきボタル」 - 数字で読みたい・暗い所でも測りたいなら
バックライト付きの「BAL 1228」 - 夜も空気を入れながら測りたいなら
蓄光タイプの「アストロプロダクツ TG102」 - 高い空気圧のタイヤも入れながら測りたいなら
最大1200kPaの「メルテック F-109」 - 専門メーカーの本格派がほしいなら
「旭産業 AGE-600-F48 ゲージボタルEX」
選び方のポイント
まず「測るだけ」か「空気も入れたい」かを決めてください。測るだけなら、自分の車の指定空気圧(応急用タイヤも測るならその値も)が測定範囲に入り、精度が公式に書かれているものを。家にコンプレッサーがあるならエアチャック型も候補です。どのタイプでも、冷えたタイヤで2〜3回測る使い方が大切です。
整備士が教えるタイヤ空気圧の正しい測り方
空気圧ゲージは、押し当て方や測るタイミングで数字が変わります。「冷えたタイヤで、まっすぐ押し当て、何回か測る」が基本です。細かな使い方はゲージごとに違うので、必ず取扱説明書も確認してください。

- 自分の車の指定空気圧を確認する JAFは、指定空気圧は一般的に運転席ドアの開口部に書かれていて、わからなければ取扱説明書で確認するよう案内しています(単位はkPa)。前輪と後輪で値が違う車もあります。応急用タイヤの指定空気圧は、その側面などに書かれています。純正と違うサイズのタイヤに替えている車は、指定値が変わることがあるので、タイヤ販売店に確認してください(横浜ゴム・ブリヂストン)。
- 走る前の、タイヤが冷えているときに測る 走ったあとのタイヤは熱で空気がふくらみ、空気圧が高めに出ます。ブリヂストンは、点検は走行前の冷えた状態で行うのが基本としています。BAL 1228・233の取扱説明書も、タイヤが冷えた状態で測るよう書いています。
- バルブキャップを外し、バルブのゴミを取る BAL 1228の取扱説明書は、使う前にバルブに付いたゴミ・ほこり・水分を取り除くよう案内しています。外したキャップは、なくしたりホイールの中に落としたりしないよう注意しましょう(JAF)。
- 口金をバルブにまっすぐ押し当てて測る JAFは、押し当てる角度に注意し、正しく押し当てないと空気が抜けてしまうと説明しています。空気の漏れる音がするときは、角度を変えて押し当て直してください。
- 2〜3回測って確かめる BAL 1228の取扱説明書は、確認のため2〜3回くり返して測るよう案内しています。1回だけの数字で判断しないようにしましょう。
- 指定空気圧に合わせ、キャップを締める 低ければ空気を入れ、高ければ減圧ボタンなどで抜いて、もう一度測ります。ブリヂストンは、自然に抜ける分を考えて、指定空気圧を基準に0〜+20kPaの範囲で調整・管理するよう勧めています。最後にキャップを締めます。JATMAは、バルブの口から空気が漏れていないことを確かめてからキャップを締めるよう案内しています。
走ったあとや出先で測るときの注意

走行中や走行直後は、タイヤが温まって空気圧が高めに出ますが、異常ではありません。温まったときに測って指定値まで空気を抜くと、冷えたときに不足してしまうので、抜かないでください。
出先などで、走行途中にどうしても調整するときは、ブリヂストンは指定空気圧より20〜30kPa高めに調整し、冷えた状態になったら再調整するよう案内しています。
冬・スタッドレスタイヤに替えたときの注意
空気圧は気温の影響も受けます。TOYO TIREは、空気圧は1か月で5%程度減るうえ、気温差20℃で約7%変化すると説明しています。秋から冬にかけて気温が下がる時期は、いつもより気にかけて測りましょう。
ブリヂストンは、スタッドレスタイヤの指定空気圧は基本的にノーマルタイヤと同じとしています。また、冬はバルブのまわりに雪や氷が凍り付き、バルブが緩んで空気が漏れることがあるので、空気圧とあわせてバルブまわりもこまめに点検するよう勧めています。タイヤを自分で交換したときは、ホイールナットの締め付けも確かめてください(「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのトルクレンチ10選」)。冬の足元の備えは「スタッドレスとチェーンはどっちを用意する?整備士が選び方を解説」で解説しています。
空気圧が低すぎても、高すぎてもよくない
JAFは、空気圧が低いまま走るとハンドルを取られるなど走行安定性が損なわれ、燃費も悪化し、パンクの危険性も高まるとしています。横浜ゴムは、空気圧不足でタイヤの両肩ばかりが減る偏摩耗や、雨の日のハイドロプレーニング現象が起きやすくなることも挙げています。
逆に高すぎても、直進安定性の悪化や偏摩耗の原因になります(JAF)。ブリヂストンは、空気圧が極端に高いとタイヤの中央が早く減り、乗り心地も悪くなるとしています。測るたびに大きく減っているときは、くぎなどが刺さっている可能性もあるので、整備工場やタイヤ販売店で点検を受けてください。
タイヤ空気圧ゲージに関するよくある質問
- タイヤ空気圧ゲージの精度は、どのくらいあれば十分ですか?
-
公式の表記は「±10kPa」「±3%」「1.0%FS」などメーカーによって違います。この記事の10本では、エーモンの2本と旭産業の2本が±10kPa(エーモンは以内)、アストロプロダクツ TG102が±13.7kPa、BAL 1228が1.0%FS(上限700kPaの1.0%で7kPa)です。
ブリヂストンは指定空気圧を基準に0〜+20kPaで管理するよう勧めているので、その幅で合わせたいなら、精度が±10kPa程度まで書かれているものが安心です。 - ガソリンスタンドの空気入れがあれば、ゲージはいりませんか?
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ガソリンスタンドで空気を入れるだけなら、ゲージがなくても指定空気圧に合わせられます。ただしJAFは、据え置き型の空気入れ(デジタル式・ダイヤル式)では、空気を入れる前の今の空気圧は測れないと説明しています。
月1回、家で今の空気圧を確かめたいときや、ガソリンスタンドに行く前に減り具合を知りたいときは、自分のゲージがあると便利です。 - 電動空気入れの表示だけで合わせてはいけませんか?
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電動空気入れの多くのメーカーは、本体に表示される空気圧は目安なので、入れたあとはタイヤゲージで確認するよう案内しています。電動空気入れを使う人も、ゲージを1本用意しておくと確実です。電動空気入れの選び方は「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめの電動空気入れ10選」で紹介しています。
- 指定空気圧より少し高めに入れてもいいですか?
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ブリヂストンは、空気は自然に抜けていくので、指定空気圧を基準に0〜+20kPaの範囲で調整・管理するのがおすすめとしています。指定値を下回らないようにしつつ、入れすぎないことが大切です。JAFは、空気圧が高すぎても直進安定性の悪化や偏摩耗の原因になると注意しています。
- 冬は空気圧が下がりやすいですか?スタッドレスタイヤの空気圧は?
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TOYO TIREは、空気圧は気温差20℃で約7%変化すると説明しています。気温が下がる季節は、月1回より少しまめに測ると安心です。
スタッドレスタイヤの指定空気圧は、基本的にノーマルタイヤと同じです(ブリヂストン)。ブリヂストンは、冬はバルブのまわりの凍結でバルブが緩み、空気が漏れることがあるとして、バルブまわりの点検も勧めています。 - バイクや自転車にも使えますか?
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BAL 233・BAL 1228は、公式に「乗用車・オートバイ用」としています。アストロプロダクツのミニタイヤゲージとTG102は米式バルブ用で、TG102は米式バルブ以外は使えないとしています。ほかの商品は、バイクへの使用について公式に記載がありません。
自転車は、英式・仏式など車と違う形のバルブが多いので、バルブの形に合うかを必ず確認してください。 - 測るたびに数字が少し違うのはなぜですか?
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口金の押し当て方で空気が漏れたり、押し当てが浅かったりすると、数字がぶれることがあります。JAFは押し当てる角度に注意するよう案内し、BAL 1228の取扱説明書は2〜3回くり返して測るよう書いています。
まっすぐ押し当て、空気の漏れる音がしない状態で何回か測り、近い値になるかを確かめてください。 - ゲージが正しいか不安なときは、どうすればいいですか?
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BALは、長く使うと内部部品の摩耗や経年劣化で測定値に誤差が出る場合があるとしています。落としたあとや、長く使っているゲージの数字が気になるときは、整備工場やタイヤ販売店で測ってもらった値と比べてみましょう。
強い衝撃を与えたり、測定範囲を超える圧力をかけたりしないことも大切です。ケースや袋が付いているものは、使ったあとにしまっておきましょう。
まとめ|空気圧ゲージは「測定範囲」と「精度」で選ぼう
タイヤ空気圧ゲージ選びで大切なのは、自分の車の指定空気圧が測定範囲に入るかと、精度が公式に書かれているかです。そのうえで、ダイヤル型かデジタル型か、減圧ボタンやホースが要るか、空気も入れたいかで選びましょう。
空気は自然に抜けていくので、月に1回、走る前の冷えたタイヤで測る習慣をつけてください。気温が下がる季節やスタッドレスタイヤに替えたときは、いつもより気にかけて測ると安心です。
スタッドレスタイヤの選び方は「スタッドレスタイヤの選び方と銘柄の比較|サイズ・製造年の見方を整備士が解説」で、冬の車の準備全体は「冬の車の準備リスト|整備士が点検する順番と積んでおく備え」でまとめています。
整備士のおすすめ|こんな人なら、この商品
手頃なダイヤル型がほしいなら
手頃な価格で、針で読むダイヤル型を1つ持っておきたい人
小さくて誤差の書かれたものがほしいなら
小さくて持ち運びやすく、誤差の書かれた正確なものがほしい人
大きな文字盤で読み、ボタンで空気を抜きたいなら
大きな文字盤で読みやすく、入れすぎた空気をボタンで抜いて合わせたい人
数字で読みたい・暗い所でも測りたいなら
針を読むのが苦手な人、夜や暗い車庫で測ることが多い人
夜も空気を入れながら測りたいなら
家のコンプレッサーで、夜でも空気を入れながら測りたい人
- 測定範囲と精度の表記を見て、自分の車に合うゲージを選ぶ
- 測るのは走る前の冷えたとき。まっすぐ押し当てて2〜3回測る
- 指定空気圧は運転席ドアのラベルで確認し、月に1回は点検する
※本記事の価格・商品情報は2026年10月時点のものです。最新の情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。
※この記事で紹介している商品の写真・価格・購入リンクは、2026年10月21日に確認しています(毎週自動で確認。楽天市場の価格は毎日更新)。
