
自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめの雪かき用スコップ10選

雪の朝、駐車場から出ようとしたら、タイヤの前に雪が壁のように積もっていた——。走っている途中で、わだちにはまって動けなくなった——。雪の地域や、雪の日に出かける人なら、一度は困ったことがあるかもしれません。そんなときに、車に1本積んでおくと頼りになるのが雪かき用のスコップです。
ただ、車に積むスコップは、家の雪かきに使う大きなスコップとは選び方が違います。トランクに収まる長さか、重すぎないか、固い雪をくずせるか。伸び縮みするもの、組み立てるもの、折りたたむものと、形もさまざまです。
この記事では、京都府亀岡市の中古車販売店・浅田自動車商会の整備士が、車に積む雪かき用スコップの選び方と、メーカーの公式情報で仕様を確かめられた性格の違うおすすめの10選をご紹介します。雪で動けなくなったときのスコップの使い方と、車の中で待つときの注意もあわせて解説します。

雪の日に備えて車にスコップを積みたいけど、伸びるもの、たためるもの…種類が多くてどれを選べばいいか分からなくて。

大丈夫だよ。荷室に積める長さから順に、5つのポイントで見ていけば選べるよ。この記事で一緒に見ていこうね。

この記事の監修者

浅田 武生浅田自動車商会 整備士
京都府亀岡市の中古車販売店・浅田自動車商会で整備歴30年の整備士。メカピックでは、紹介するカー用品の選定と記事の内容を、整備の現場の視点から確認しています。
この記事でわかること
- 車に積むスコップを使う2つの場面と、JAFがすすめる雪で動けなくなったときの手順
- 伸縮式・ジョイント式・折りたたみ式・一体型の違い
- しまうときの長さ・重さ・すくう部分の幅と材質・使うときの長さから見る選び方
- 公式情報で仕様を確かめた、性格の違うおすすめの10選と比較表
整備士が選ぶ3台|迷ったらこの中から
迷ったらこれ|しまうときは短く、使うときは長くできる1本
メカピックスコア 4.00/ 5
アルミのジョイント式で、全長650mmと820mmの2通りに組め、バッグに入れると長さ約390mmに収まります。重さは約600g。すくう部分の幅は210mmとやや狭いので、広く雪かきするより、タイヤのまわりの雪をどける1本と考えてください。
キャプテンスタッグ アルミジョイントスコップ UX-606の詳しい紹介を見る
小さくしまえて、一度にたくさんすくいたいなら
メカピックスコア 3.95/ 5
折りたたむと260×315mmになるのに、すくう部分は幅260mmと広く、本体はハードアルミ合金です。専用の収納袋付き。使うときの長さは660mmなので、かがんで使う形になります。
プロックス 折りたたみ式雪かきスコップ PX838Kの詳しい紹介を見る
カー用品メーカーの車載用を、軽さで選ぶなら
メカピックスコア 3.75/ 5
メルテック(大自工業)の車載用で、アルミ製で約485gとこの記事でいちばん軽い1本です。縮めると約450mm。使うときの長さは約645mmと短めです。
メルテック 車載用アルミスコップ 伸縮式 LS-15の詳しい紹介を見る
※僅差で4番目のメルテック SNB-13(3.70点)は、3段伸縮で最長約915mmと腰を曲げずに使え、価格も手頃です。いちばん短くしても約725mmあるので、荷室に余裕のある車の人には良い選択肢です。
車に積むスコップは「動けなくなったとき」と「朝の駐車場」で使う
JAFも、雪で動けなくなったら「まずスコップでタイヤの前後の雪を」
JAFは、雪道でスタック(雪にはまって動けなくなること)したときの対処として、安全を確保したうえで「周辺の雪をスコップで取り除く」ことを最初に挙げ、「まずはタイヤの前後に積もった雪をスコップでかき出し、タイヤが路面にしっかり接地する状態を作りましょう。」と案内しています。
雪道を走る前に準備しておきたいものとしても、JAFはスコップを挙げ、「駐車場に積もった雪を除去するのに役立ちますし、スリップして動けなくなったときの除雪作業に便利です。」としています。雪の朝に車を出すとき、JAFは前輪のホイールハウスの雪と、車両前方の道路の雪をかいてから出発する手順を示しています。
家の雪かき用と、車に積むスコップの違い
家の雪かきに使う大きなスコップは、柄が1m以上あるものも多く、トランクに入れにくいうえに場所を取ります。車に積むスコップは、しまうと短くなるか、もともとトランクに収まる長さに作られています。
そのかわり、すくう部分は家の雪かき用より小さめで、一度に運べる雪の量は少なくなります。車に積むスコップの役目は、タイヤのまわりや車の前の雪をどけて、車を動かせるようにすることです。玄関前まで広く雪かきするなら、家の雪かき用を別に用意しましょう。
車に積むスコップの形は4種類

伸縮式は、柄を伸ばして使い、縮めて積むタイプです(メルテックの LS-15・SNB-13 など)。ジョイント式は、柄を何本かに分けて持ち運び、つないで使うタイプで、つなぐ本数で長さを変えられるものもあります(キャプテンスタッグ UX-606)。
折りたたみ式は、柄をすくう部分に折りたたむタイプで、しまったときがいちばん小さくなります(プロックス PX838K・コンパル TATAMUショベルなど)。一体型は、柄の短い1本もののスコップで、組み立ての手間がなく、すぐに使えます(アイリスオーヤマ・浅香工業)。
整備士が教える雪かき用スコップの選び方 5つのポイント

車に積むスコップって、家の雪かき用と何が違うんですか?

いちばんの違いはしまうときの長さだよ。トランクに入らないと、結局家に置いたままになっちゃうからね。

まずは自分の車の荷室の奥行きを測ってから選ぶんですね!
1. しまうときの長さ(トランクに積めるか)
まず、車に積んでおけるかを見ます。この記事の10本では、しまうときの長さ(収納袋に入れたときの長さ、伸縮式は縮めたときの長さ)が26cmのものから、袋に入れて92cmのものまであります。折りたたみ式は31.5cm前後と短く、トランクのすき間や床下の収納に入れやすいのが利点です。
軽自動車やコンパクトカーの荷室は奥行きが限られるので、一体型や長めの伸縮式を選ぶときは、荷室の奥行きを測ってから選びましょう。
2. 重さ
車に積みっぱなしにする道具なので、軽いほど負担になりません。アルミの伸縮式(メルテック LS-15・約485g)やアルミのジョイント式(キャプテンスタッグ UX-606・約600g)は軽く、スチールのものは1.1〜1.26kgと重めです。
ただし、軽さだけで選ぶと、固い雪に負けることがあります。次の「材質」とあわせて考えましょう。
3. すくう部分の幅
すくう部分(ブレード)の幅が広いほど、一度にたくさんの雪をどけられます。この記事の10本では、幅が15cm前後のものから27cmのものまであります。タイヤの前後の雪を早くかき出したいなら、幅24cm以上が目安です。
一方で、幅の狭いスコップは、タイヤとフェンダーのすき間など狭い所の雪をかき出しやすく、固い雪に刺さりやすいという面もあります。
4. すくう部分の材質(固い雪に負けないか)
雪で動けなくなったときのタイヤのまわりの雪は、踏み固められて固くなっていることがよくあります。すくう部分がアルミやスチールなどの金属のものは、固くしまった雪にも刺さりやすく、欠けにくいのが利点です。
樹脂(プラスチック)のものは軽くて安いのが利点で、メルテック SNB-13 のように先端をアルミで補強したものもあります。アイリスオーヤマのスコップは、樹脂の中でも割れにくいとされるポリカーボネートです。
5. 使うときの長さ(腰を曲げずに使えるか)
柄が短いスコップは、かがんで作業することになり、腰に負担がかかります。この記事の10本では、使うときの長さが55cmのものから91.5cmのものまであります。80cm以上あると、立った姿勢に近い形で雪をかけます。
伸縮式やジョイント式は、しまうときは短く、使うときは長くできるので、積みやすさと使いやすさを両立しやすい形です。
この記事の10選の選定基準
- 公式で確認できる
長さ・重さ・すくう部分の大きさ・材質が、メーカーの公式サイト・公式オンラインストア・商品の台紙で確認できること(書かれていない項目は「公式に記載なし」と明記) - 車に積んで使える
メーカーが「車載」「トランク」「車両の緊急搭載」など、車に積んで使えることを示している雪かき用のスコップであること。柄の長い家庭用のスコップ、スノーダンプ、スノーブラシ(「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのスノーブラシ10選」)、電動の除雪機は対象外 - 性格の違う10本にする
「アルミの伸縮式」「樹脂の3段伸縮」「アルミのジョイント式」「アルミの折りたたみ式」「樹脂の折りたたみ式」「樹脂の伸縮式」「スチールの折りたたみ式(クワ兼用)」「ポリカの一体型」「アルミの一体型」「スチールの一体型(バッグ付き)」と、使う人に合わせて性格の違う10本にすること。同じメーカーは2本までにする
おすすめの雪かき用スコップ10選

10本を、5つの基準で点数にして比べました。まずはスコアの表と、しまうときの長さ・すくう部分の幅の図を見てみてください。
10商品をスコアで比べる
10商品を、積みやすさ(しまうときの長さ)・軽さ・すくう量(すくう部分の幅)・丈夫さ(すくう部分の材質)・使いやすさ(使うときの長さ)の5つの基準で点数にしました(5点満点)。表の上のボタンで、安い順・軽い順にも並べ替えられます。商品名を押すと、その商品の紹介に移動します。
| 商品 | スコア | 楽天市場 | 重さ | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 4.00 | 4,450円〜 | 約600g | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 3.95 | 2,178円〜 | 約870g | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 3.75 | 3,536円〜 | 約485g | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 3.70 | 1,802円〜 | 約520g | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 3.30 | 1,860円〜 | 約750g | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 3.20 | 1,281円〜 | 公式に記載なし | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 3.15 | 1,928円〜 | 公式に記載なし | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 3.15 | 3,240円〜 | 約900g | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 2.80 | 1,705円〜 | 1.10kg | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | |
| 2.40 | 3,140円〜 | 1.26kg | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! |
※スコアは、メーカー公式の仕様を、整備士が決めた5つの基準で点数にしたものです(実機のテストではありません)。スコアの付け方。楽天市場の価格は10月25日時点の販売価格(出品が複数あるときはいちばん安いもの)です。Amazonの価格は規約により表示していません。
しまうときの長さとすくう部分の幅で見る10本
写真の下の金額は、楽天市場の販売価格です(出品が複数あるときはいちばん安いもの)。写真を押すと、商品名・点数・購入先が下に出ます。黄色の輪は「整備士が選ぶ3台」です。
※長さ・幅は公式の表記(しまうときの長さは収納サイズのいちばん長い辺、伸縮式は縮めたとき、一体型は全長、袋入りは袋の長さ)。図の真ん中の線は、しまうとき50cm・幅22cm。価格は楽天市場の販売価格(毎日更新)。図は記事のデータから自動で描いています。
10商品の仕様を比較表でチェック
| 商品名 | LS-15 | SNB-13 | UX-606 | PX838K | TATAMUショベル | 伸びる・搭載ショベル | UA-4501 | ポリカ車載スコップ | A柄アルミトランクショベル | レスキューショベル |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 形 | 伸縮式 | 伸縮式(3段) | ジョイント式 | 折りたたみ式 | 折りたたみ式 | 伸縮式 | 折りたたみ式(クワ兼用) | 一体型 | 一体型 | 一体型(バッグ付き) |
| 使うときの長さ | 約645mm | 約725〜915mm | 650mm・820mm | 660mm | 約67cm | 約70〜88cm | 550mm | 約82cm | 830mm | 815mm |
| しまうときの長さ | 約450mm | 約725mm | 約390mm(バッグ入り) | 315mm | 約31.5cm | 約70cm(縮めたとき) | 約260mm | 約82cm | 830mm | 約920mm(バッグ入り) |
| 重さ | 約485g | 約520g | 約600g | 870g | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 約1.1kg | 約750g | 0.9kg | 1.26kg |
| すくう部分の幅 | 約220mm | 約245mm | 210mm | 260mm | 約24.5cm | 約26.5cm | 150mm | 約27cm | 255mm(先の幅) | 167mm |
| すくう部分の材質 | アルミ | 樹脂(先端アルミ補強) | アルミ | アルミ合金 | 公式に記載なし(先金補強付) | 樹脂(PP) | スチール | ポリカーボネート | アルミ | スチール |
| 収納袋 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | バッグ付き | 収納袋付き | 収納袋付き | 公式に記載なし | バッグ付き | 公式に記載なし | 公式に記載なし | バッグ付き |
| 実売価格(税込)楽天市場 | 3,536円~8,455円(税込)10月25日時点 | 1,802円~2,030円(税込)10月25日時点 | 4,450円~7,093円(税込)10月25日時点 | 2,178円~2,486円(税込)10月25日時点 | 1,928円~4,559円(税込)10月25日時点 | 1,281円~3,441円(税込)10月25日時点 | 1,705円~4,369円(税込)10月25日時点 | 1,860円~3,938円(税込)10月25日時点 | 3,240円(税込)10月25日時点 | 3,140円~4,430円(税込)10月25日時点 |
| 向いている人 | 軽さで選びたい人 | 腰を曲げずに使いたい人 | 積みやすさと長さを両立したい人 | 小ささとすくう量を両立したい人 | たたんで小さくしまいたい人 | 家の前の雪かきにも使いたい人 | 小さくしまい、氷も崩したい人 | すぐに使える一体型がほしい人 | 大きな頭部でたくさんどけたい人 | 丈夫なスチールをバッグで積みたい人 |
| 購入する | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! | Amazon\楽天ポイント4倍セール!/楽天市場\商品券4%還元!/Yahoo! |
※実売価格は、楽天市場で販売中の商品の税込価格を毎日自動で集めて、最安〜最高を表示しています(表示の日付時点。送料・ポイントは含みません)。楽天市場で価格を確認できない商品は、メーカー・販売元の公式通販の価格を記載しています。Amazonの価格は各商品のボタンからご確認ください。
メルテック 車載用アルミスコップ 伸縮式 LS-15
メカピックスコア 3.75 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)4
- 軽さ5
- すくう量(すくう部分の幅)3
- 丈夫さ(すくう部分の材質)5
- 使いやすさ(使うときの長さ)2
カー用品メーカー・大自工業のブランド「メルテック」の、車に積むためのアルミスコップです。本体とハンドルはアルミニウムで、重さは約485gと、この記事の10本の中でいちばん軽い1本です。
伸縮式で、使うときは長さ約645mm、しまうときは約450mmに縮みます。商品の台紙には「キャンプに・レジャーに・雪かきに・緊急脱出用に」「携帯に便利な伸縮式」とあります。
メルテック スノップ SNB-13
メカピックスコア 3.70 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)2
- 軽さ4
- すくう量(すくう部分の幅)4
- 丈夫さ(すくう部分の材質)4
- 使いやすさ(使うときの長さ)5
メルテックの、柄を3段階に伸ばせる雪かきスコップです。長さは約725・約820・約915mmに切り替えられ、いちばん長くすると、この記事の10本の中でいちばん長く使えます。
すくう部分は耐寒性(−15℃)のPP(樹脂)で、公式は「先端部がアルミニウム製で強化されているので圧雪に強い!」としています。ハンドルはアルミニウムで、重さは約520gです。商品の台紙には、車の荷室に積んだ写真が載っています。
キャプテンスタッグ アルミジョイントスコップ UX-606
メカピックスコア 4.00 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)4
- 軽さ4
- すくう量(すくう部分の幅)3
- 丈夫さ(すくう部分の材質)5
- 使いやすさ(使うときの長さ)4
アウトドア用品のキャプテンスタッグの、柄をつないで組み立てるアルミのスコップです。つなぐ本数で、全長650mmと820mmの2通りに組める「ハイ・ロー2WAY」で、長く組めば立った姿勢に近い形で使えます。
本体はアルマイト加工のアルミニウムで、重さは約600g。バッグに入れると長さ約390mmに収まります。キャプテンスタッグの公式ストア(楽天市場)は「車載用に便利(収納バック付き)」としています。
プロックス 折りたたみ式雪かきスコップ PX838K
メカピックスコア 3.95 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)5
- 軽さ2
- すくう量(すくう部分の幅)5
- 丈夫さ(すくう部分の材質)5
- 使いやすさ(使うときの長さ)2
釣り具メーカーのプロックスの、折りたたむと315mmになる雪かきスコップです。公式は「車に積んでおいても便利なコンパクトな折りたたみ式雪かきスコップです。」としています。折りたたんだときの厚みは約60mmです。
すくう部分の幅は260mmと広く、本体はハードアルミ合金。小さくしまえるのに、幅広で固い雪にも負けにくいのが特長です。持ち手を引き伸ばし、柄の固定具を回して固定して使います。専用の収納袋が付きます。
コンパル TATAMUショベル
メカピックスコア 3.15 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)5
- 軽さ2
- すくう量(すくう部分の幅)4
- 丈夫さ(すくう部分の材質)2
- 使いやすさ(使うときの長さ)2
除雪用品を多く手がける新潟県三条市のコンパルの、折りたたみ式のショベルです。使うときは幅約24.5×全長67cm、折りたたむと幅約24.5×奥行31.5×高さ6.4cmになり、収納袋が付きます。
公式は「ご家庭の玄関前や車庫前の雪かきに。緊急の雪害トラブルにも役立ちます。」としています。商品の台紙には「先金補強付」「折りたたんでトランクや屋内にコンパクトに保管できます」とあります。重さと材質は公式に記載がありません。
コンパル 伸びる・搭載ショベル
メカピックスコア 3.20 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)2
- 軽さ2
- すくう量(すくう部分の幅)5
- 丈夫さ(すくう部分の材質)3
- 使いやすさ(使うときの長さ)4
コンパルの、柄を伸ばせる樹脂のショベルです。全長は約70〜88cmで、公式は「長さの調節が簡単で、トランクや車内にコンパクトに搭載できます。」「組立・分解も簡単。」としています。
すくう部分(皿)はポリプロピレンで、幅約26.5cmとこの記事の中でも広め。公式は「玄関前、車庫前の雪かきにも使えます。車載用として緊急の雪害トラブルに役立ちます。」としていて、家の前の雪かきにも使い回せます。重さは公式に記載がありません。
キャプテンスタッグ 角型スチールフォールディングスコップ UA-4501
メカピックスコア 2.80 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)5
- 軽さ1
- すくう量(すくう部分の幅)1
- 丈夫さ(すくう部分の材質)5
- 使いやすさ(使うときの長さ)1
キャプテンスタッグの、スチールの折りたたみスコップです。公式は「車載用に便利なコンパクトタイプ。雪かき時にも便利です。」としています。本体はハイカーボンスチール鋼で、折りたたむと190×260×厚さ58mmとこの記事の10本の中でいちばん小さくなります。
スコップとクワの2通りに使え、固く凍った雪を崩すときにも使えます。重さは約1.1kgと重めで、製品サイズは150×110×全長550mmと小ぶりなので、たくさんの雪を運ぶのには向きません。ベルトループ付きの収納バッグが付きます。
アイリスオーヤマ ポリカ車載スコップ
メカピックスコア 3.30 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)1
- 軽さ3
- すくう量(すくう部分の幅)5
- 丈夫さ(すくう部分の材質)4
- 使いやすさ(使うときの長さ)4
アイリスオーヤマの、一体型の車載スコップです。公式は「車のトランクルームに常備できる、コンパクトサイズ!」としています。組み立てや伸び縮みの手間がなく、取り出してすぐに使えます。
すくう部分は幅約27cmと、この記事の10本の中でいちばん広く、素材は樹脂の中でも丈夫なポリカーボネートです。柄は塩化ビニル被覆鋼管で、全長は約82cm、重さは約750gです。
浅香工業 ASK A柄アルミトランクショベル角形
メカピックスコア 3.15 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)1
- 軽さ2
- すくう量(すくう部分の幅)4
- 丈夫さ(すくう部分の材質)5
- 使いやすさ(使うときの長さ)4
「金象印」のショベルで知られる浅香工業の、トランクに積むためのアルミショベルです。公式は「車のトランクに納まり雪道での非常時の除雪作業に車載携帯用として便利です。」としています。
頭部(すくう部分)はアルミニウムで、長さ300mm・先の幅255mm・板厚2.0mmと、この記事の中でも大きな頭部です。柄は天然木で、全長は830mm、重さは0.9kgです。
浅香工業 車載用レスキューショベル バッグ付セット
メカピックスコア 2.40 / 5
- 積みやすさ(しまうときの長さ)1
- 軽さ1
- すくう量(すくう部分の幅)1
- 丈夫さ(すくう部分の材質)5
- 使いやすさ(使うときの長さ)4
浅香工業の、専用バッグに入れて積むスチールのショベルです。公式は「雪道で車がスタックした時等、緊急時に処置が施せるよう車のトランクに入るサイズのショベル。」としています。
全長は815mmで、すくう部分は肩幅167mm・長さ222mmと幅は狭め。スチール製で重さは1.26kgと、この記事の10本の中でいちばん重い1本ですが、そのぶん丈夫です。バッグは日本製で、袋に入れた大きさは240×920mmです。
メカピックスコアの付け方
メカピックスコアは、メーカーが公式に公表している仕様だけを使い、整備士が決めた次の5つの基準で1〜5点を付け、重みをかけて平均したものです。実機を使ったテストの結果ではありません。点数は基準どおりに付け、取扱説明書の注意など整備士の判断は、記事の冒頭の「整備士が選ぶ3台」に理由ごと書いています。
| 基準 | 重み | 点数の決め方 |
|---|---|---|
| 積みやすさ(しまうときの長さ) | 25% | 公式のしまうときの長さ(収納サイズのいちばん長い辺。伸縮式で収納サイズの記載が無いものは縮めたときの長さ、一体型は全長、袋に入れて積むものは袋に入れた長さ)が35cm以下=5/45cm以下=4/60cm以下=3/75cm以下=2/それより長い=1 |
| 軽さ | 15% | 公式の重さが500g以下=5/650g以下=4/800g以下=3/1,000g以下、または重さの記載なし=2/それより重い=1 |
| すくう量(すくう部分の幅) | 20% | 公式のすくう部分の幅(先の幅・肩幅のうち広いほう。記載が無いものは本体・製品サイズの幅)が26cm以上=5/24cm以上=4/21cm以上=3/17cm以上=2/それより狭い=1 |
| 丈夫さ(すくう部分の材質) | 20% | 公式のすくう部分の材質がアルミ・スチールなどの金属=5/ポリカーボネート、または樹脂で先端の金属補強が公式に書かれている=4/樹脂のみ=3/材質の記載なし=2 |
| 使いやすさ(使うときの長さ) | 20% | 公式の使うときのいちばん長い全長が90cm以上=5/80cm以上=4/70cm以上=3/60cm以上=2/それより短い=1 |
※しまうときの長さは、収納サイズの記載があればそのいちばん長い辺で比べています。コンパルの2本は重さ・材質の一部が公式に記載されていないため、その基準は2点にしています。キャプテンスタッグ UA-4501 は、すくう部分の幅の記載が無いため、製品サイズの幅(150mm)で比べています。
車や使い方に合わせて選ぶなら
冒頭の「整備士が選ぶ3台」は、メカピックスコアをもとに、迷ったときにまず選んでほしい3台です。ここでは、乗っている車や使い方がはっきり決まっている人向けに、10商品それぞれが合う人を並べています。
- 車に積む1本を軽さで選びたいなら
メルテック LS-15 - 腰を曲げずに使いたいなら
メルテック SNB-13 - しまうときは短く、使うときは長くしたいなら
キャプテンスタッグ UX-606 - 小さくしまえて、たくさんすくいたいなら
プロックス PX838K - 折りたたんで家にもしまいたいなら
コンパル TATAMUショベル - 家の前の雪かきにも使いたいなら
コンパル 伸びる・搭載ショベル - 凍った雪を崩す道具もほしいなら
キャプテンスタッグ UA-4501 - 組み立てずにすぐ使いたいなら
アイリスオーヤマ ポリカ車載スコップ - 大きなアルミの頭部がいいなら
浅香工業 A柄アルミトランクショベル - 丈夫なスチールをバッグで積みたいなら
浅香工業 レスキューショベル
選び方のポイント
まず「しまうときの長さ」を、自分の車の荷室に合わせて決めてください。そのうえで、固くしまった雪をどけるなら金属(アルミ・スチール)のすくう部分、軽さと価格を優先するなら樹脂、と考えると選びやすくなります。かがむのがつらい人は、使うときの長さが80cm以上のものを選びましょう。
整備士が教える、雪で動けなくなったときのスコップの使い方


雪で動けなくなったら、まずハザードランプと三角表示板。スコップはそのあと、なんですね。

そう!後ろから来る車との事故を防ぐのがいちばん先だよ。
まず周りに知らせ、タイヤの前後の雪をかき出す
JAFは、雪道でスタックしたら、まずハザードランプを点け、安全に車の外へ出られる場合は三角表示板を車の後方に置いて、周りのドライバーに異常を知らせるよう案内しています。後続車との二次事故を防ぐための安全確保が最優先です。
そのうえで、タイヤの前後に積もった雪をスコップでかき出し、タイヤが路面にしっかり接地する状態を作ります。JAFは、除雪のあと車が少し動く場合は「アクセルを強く踏み込まず、ゆっくりと前進と後退を小刻みに繰り返して雪を踏み固めながら脱出します。」としています。
それでも空転するときは、脱出用のプレートかロードサービス
雪を取り除いてもタイヤが空転する場合、JAFは、脱出プレート(スノーヘルパー・スタックラダー)を空転している駆動輪と雪面の間に、進みたい方向から奥まで差し込む方法を挙げています。発進のときにプレートが勢いよく飛び出すおそれがあるので、車の前後に人がいないことを確かめてから、ゆっくり発進します。
それでも動かない場合や、作業を続けることが危険な場合は、無理をせず早めにロードサービスを呼びましょう。ほかの車にけん引を頼むときは、双方の取扱説明書を確認し、適切な装備と知識がある場合に限るよう、JAFは注意しています。
車の中で待つなら、マフラーまわりの雪を先にどける
雪の中で車にとどまって救援を待つときは、マフラーまわりの雪を必ずどけてください。マフラーが雪でふさがると、排気ガスが車の下にたまり、車内に入り込むおそれがあります。JAFのテストでは、マフラーまわりを除雪しなかった車は16分で車内の一酸化炭素濃度が400ppmに達しました。
雪が降り続いているときは、待っている間もときどき外に出て、マフラーのまわりの雪をスコップでどけましょう。立ち往生への備えは「冬の車の準備リスト|整備士が点検する順番と積んでおく備え」にまとめています。
朝の駐車場では、前輪のまわりと車の前の雪をかく
雪の朝に車を出すとき、JAFは、窓や屋根の雪を払ったあとに「前輪のホイールハウスの雪を払う」「車両前方の道路の雪かきをする」という手順を示しています。ホイールハウスの雪は、ハンドルを切ったときにタイヤに当たらないくらいまで落としておきます。
車のボディの雪をおろすのは、スコップではなく「自動車屋の現役整備士が選ぶ!おすすめのスノーブラシ10選」で紹介しているスノーブラシを使いましょう。
スコップのふちを、車に当てないでね
金属のふちが当たると、塗装やホイールに傷が付くことがあるよ。タイヤのすぐそばは、ふちを立てずに、雪を手前にかき出すように動かすと安心だよ。
積んでおくときは、荷室の中で動かないように収納袋に入れるか、ほかの荷物と一緒に固定しておいてね。

雪かき用スコップに関するよくある質問
- 車にスコップを積んでおくべきですか?
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雪の地域に住んでいる人や、雪の日に出かける人は積んでおくと安心です。JAFは、雪道を走る前に準備しておきたいものとしてスコップを挙げ、「駐車場に積もった雪を除去するのに役立ちますし、スリップして動けなくなったときの除雪作業に便利です。」としています。
- アルミと樹脂(プラスチック)、どちらがいいですか?
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固くしまった雪をどけることが多いなら、アルミやスチールなどの金属がおすすめです。軽さと価格を優先するなら樹脂も選べます。樹脂でも、メルテック SNB-13 のように先端をアルミで補強したものや、アイリスオーヤマのようにポリカーボネートのものがあります。
- スコップが無いときに雪で動けなくなったら?
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JAFは「スコップがない場合は、足でタイヤ周辺の雪を踏み固めるだけでも脱出しやすくなることがあります。」としています。無理をせず、動かなければロードサービスを呼びましょう。
- 車のボディに積もった雪もスコップでおろしていいですか?
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おすすめしません。スコップのふちが当たると、塗装に傷が付くことがあります。ボディの雪は、スノーブラシでおろしましょう。
- 家の前の雪かきにも使えますか?
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使えますが、すくう部分が小さめなので、広い場所の雪かきには時間がかかります。コンパルの伸びる・搭載ショベルやTATAMUショベルは、公式が玄関前や車庫前の雪かきにも使えるとしています。広く雪かきするなら、家の雪かき用のスコップを別に用意しましょう。
- 雪の中で車の中で待つときに気をつけることは?
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マフラーまわりの雪をどけてください。JAFのテストでは、マフラーまわりを除雪しなかった車は16分で車内の一酸化炭素濃度が400ppmに達しました。雪が降り続くときは、ときどきマフラーのまわりを確かめましょう。
まとめ|雪かき用スコップは「しまう長さ」と「すくう部分の材質」で選ぼう
車に積む雪かき用スコップ選びで大切なのは、荷室に収まるしまうときの長さと、固い雪に負けないすくう部分の材質です。あわせて、重さ・すくう部分の幅・使うときの長さを比べると、自分に合う1本が見つかります。
雪で動けなくなったら、まず周りに知らせてからタイヤの前後の雪をかき出し、車の中で待つときはマフラーまわりの雪をどけることを忘れずに。冬の備え全体は「冬の車の準備リスト|整備士が点検する順番と積んでおく備え」もあわせて読んでください。
整備士のおすすめ|こんな人なら、この商品
しまうときは短く、使うときは長くしたいなら
しまうときは短く、使うときは長くしたい人
小さくしまえて、たくさんすくいたいなら
小さくしまえて、一度にたくさんすくえる1本がほしい人
車に積む1本を軽さで選びたいなら
車に積みっぱなしにする1本を、軽さで選びたい人
- しまうときの長さを、自分の車の荷室の奥行きに合わせる
- 固くしまった雪をどけるなら、すくう部分は金属(アルミ・スチール)
- かがむのがつらいなら、使うときの長さが80cm以上のもの
- 雪の中で車にとどまるときは、マフラーまわりの雪を先にどける
※本記事の価格・商品情報は2026年10月時点のものです。最新の情報は各メーカー・販売元の公式サイトをご確認ください。雪で動けなくなったときの手順は、JAFの案内(2026年10月時点)にもとづいています。
